臓器移植改正法案の行方は?
本日午前10時から参議院本会議が開会され、4法案の採決に続き、臓器移植法案3案の中間報告が行われました。
衆議院で可決された A案
A案の修正案である A’案
こどもの脳死臨調を求めるE案
この3案についてそれぞれの立場で討論が行われましたが、採決については我々の主張が受け入れられず、13日月曜日午後1時から開会予定の本会議まで延期されたところです。
今回の法案については、個人の価値観・倫理観・宗教観等々による判断が優先され、各党共に党議拘束をかけておらず、どの案が可決されるのか未だ不明の状況です。
議論の最大の争点は「脳死は人の死である」という考え方の是非にあります。
誰しも臓器移植によって命のリレーができることを望み、日本のこどもが海外でしか移植する機会のない現行法の限界を認識していますが、人の死をどのような形で明文化するかは大変難しい問題です。
脳死は人の死であるということに対する社会的コンセンサスがまだ十分得られていない中、まずは一歩・二歩前進するための現行法改正が現時点では妥当ではないかと私は考えます。
すなわち、臓器移植が、この10年間で僅か81例しかなく、15歳以下のこどもに対する移植を国内ではできない状況から脱却するため、臓器移植をする場合に限って脳死は人の死とする現行法の理念を継続し、さらに臓器移植を進めていく環境を整えようとするA’案が現時点では最も適当であると考えている次第です。
少なくとも、この法案が廃案になることだけは避けなければならないと思っています。

























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