「ガソリン国会」でいいのか?
1月18日、第169通常国会が召集されました。会期は 6月15日までの150日間。
午前10時に 議席決定するための本会議が短時間開かれた後、午後1時から天皇陛下のご臨席を仰いで 衆参合同の開会式が厳粛に開催され 陛下よりのお言葉をいただきました。
与野党逆転の参議院においては、本会議場での与野党の議席が入れ替わり、議長席に向かって左側へ我々の席が移動しました。
多数を取った民主党は、このような案件についても 早速ゴリ押しの連続です。
さて 今国会においては、福田総理の施政方針演説で示されたとおり、「生活者や消費者が主役となる社会」をめざして、予算案・予算関連法案を 3月末までに成立させなければなりません。そして7月7日からスタートする G8サミットの中心議題となるであろう地球温暖化対策や 不透明感の出てきた景気対策、特に原油高騰対策や安心できる社会保障制度の確立、教育再生、地方の活性化 等々、数多くの施策を緊急に展開していかねばならないという大切な国会となります。
「ねじれ国会」の中での難しい国会運営を余儀なくされますが、与野党間での対話を重視する福田総理のもと、全力をあげて国民の前での堂々たる国会論戦がなされるよう 我々は努力する覚悟です。
是非とも 政局のみに感心を示し、解散しか頭にないのかもしれない小沢代表の協力をお願いしたいものです。
ところで 最近マスコミ報道では、「ガソリン国会」「ガソリン解散」という言葉が踊っています。
確かに 道路特定財源の暫定税率問題では 与野党間での意見の相違があり、3月危機が起こるとの指摘すらあります。
我々政治家は、単に税率を下げればガソリンが安くなるという視点のみでの議論ではなく、3月末に暫定税率が期限切れとなれば、どのような事態が引き起こされるのか、具体的なシュミレーションの結果を国民に正確にお示しして、判断を仰ぐ必要があると思います。
選挙のための人気取りというポピュリズム型政治の排除をするべきではないでしょうか。
いずれにしても この問題は極めて重要な問題ではありますが、先程述べたとおり、今国会においては、様々の重要案件が目白押しです。
とても「ガソリン」という言葉のみで形容できるような国会の状況ではありません。さらに、この問題が「ガソリン解散」という国の根幹を左右するような最重要課題であるとの認識はもっていません。
もう少し冷静な判断ができるような材料を 政治家もマスコミも提供すべきです。
ところで、開会式と午後の本会議の間に 北の丸公園内にある科学技術館サイエンスホールで行われた「地球温暖化と再生水利用」というシンポジウムに出席し、国交省を代表しての挨拶をしました。
このシンポには、別府で開かれた第1回アジア太平洋水サミットにも出席された皇太子殿下のご臨席を仰ぎました。
殿下は水問題に対して 大変造詣が深く、今回のシンポにも積極的にご参加されました。
カリフォルニア大学名誉教授の浅野孝氏の基調講演に続き、4人のメンバーによるパネルディスカッションが終わるまで 熱心に一般参加者とご一緒に聴講されたとのことでした。
私は 本会議が開会予定のため、前半の基調講演を殿下の隣席で真面目に聴いた後、国会へ急いで帰りました。
大変緊張した1時間でした。
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