食糧危機の到来か
福田康夫総理が 3日ローマで開催された世界食糧サミットに出席し、本日日本へ帰国予定です。
地球温暖化による異常気象や 人口の爆発的増加により、いずれ食糧不足時代が訪れ、食糧安全保障が 我が国の最大の懸案事項の一つになるといわれていました。
今、世界各地で 穀物価格が 原油価格同様に高騰し、この2年間で とうもろこし、大豆、小麦の値段が 約2倍になっています。
食糧自給率がカロリーベースで39%しかない日本においても、様々の食糧品が値上がりし、私達の食卓に大きな影響を与えていますが、アジアやアフリカの貧しい国々においては 事態は より深刻です。
各地で、価格高騰に抵抗する民衆によるデモや暴動まで起こりつつあります。
食糧危機の到来。
まさか こんなに早く 食糧不足時代に私達が直面するとは 予想していませんでした。
先に閉幕した TICAD Ⅳでも主要な議題となり、7月7日から開幕する G8洞爺湖サミットでも 中心課題の一つとして議論される予定です。
もちろん 今回の穀物価格の高騰は、
- 中国・インド 等の新興国の需要増
- オーストラリアの異常旱魃による生産激減
- アメリカのエタノール燃料への一部転換方針
- オイルマネーの穀物市場への投機的流入
等々 様々な原因が考えられますが、今後 恒常的に続くとは 今のところ思われません。
しかし、食糧不足時代は 確実に近づいて来ていることは事実であり、世界各国が知恵を結集し、その解決のために 全力を傾注していく必要があります。
本日朝8時より 党本部において「水の安全保障研究会」が開催され、来たるG8サミットに向けた提言案がまとまりました。
「21世紀の地球の水危機に向けた日本の平和協力」です。
その中では、循環型の水資源社会の構築の必要性が述べられ、21世紀の水危機において、流域での限られた水の分かち合い、農業の合理的な水利用、また 森林保全や灌漑・治水の重要性が指摘されています。
すなわち、水危機にしっかりと対応していかなければ、深刻な食糧危機を招来することになってしまいます。
私達は今、人間の安全保障という観点から、水危機・食糧危機に真正面から対峙していく時がきたと 認識するところです。
《追》
本日は午後3時30分から、第2回自民党食料戦略本部(加藤紘一本部長)が開催され、勉強のため出席しました。
講師として、カーギル ジャパンの副社長・三井物産の穀物油脂部長・イオンの生鮮商品部長 他 が出席され、興味深い意見交換をすることができました。
本日の詰めは やっぱり食糧問題でした。
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