APPU奈良総会を無事終えて・・・
8月10日から12日まで奈良県においてAPPU(アジア・太平洋国会議員連合)第39回総会が開催されました。
このAPPUは、岸信介元総理の提唱により、アジア・太平洋諸国の議員代表が一堂に会し、諸問題解決のために連携を深めようとして設立された国際会議です。
前回のパラオ共和国開催に続き、今回は日本での開催となりましたが、荒井正吾奈良県知事がAPPU日本議員団の事務局長(現在は私が引き継いでいます)であったご縁もあり、奈良での開催となった次第です。
参加国は、台湾・クック諸島・キリバス共和国・大韓民国・ミクロネシア連邦・モンゴル国・パラオ共和国・パプアニューギニア・フィリピン共和国・サモア独立国・タイ王国・トンガ王国・ツバル・日本の14ヵ国となり、95名参加の大きな国際会議となりました。
日本議員団の団長は、関谷勝嗣前参議院議員から麻生太郎幹事長にバトンタッチされ、次期総理とも目される麻生団長効果もあり 大訪日団となったようです。
会議は奈良県公会堂で10日午後8時から理事会が開催され、11日には開会式・第一次セッション(決議案の審議・採択)・第二次セッション(カントリーレポート)と続き、夜には荒井知事主催のレセプションが開かれ交流の輪を互いに広げることができました。
翌日は、閉会式・共同コミュニケの審議・署名が行われ、山本一太外務副大臣主催のレセプションをもって幕を閉じました。
決議案は「南太平洋鯨保護区に関する決議案」「台湾のWHO加盟申請承認表明決議」など3件の継続審議案件と、今回の総会におけるメインテーマ『地球温暖化・気候変動・代替エネルギー・人材育成』に関連した4件の新しい決議案となりました。
その審議過程においては、中台関係(中国一国政策)に対する意見の相違により、会議がまとまらない場面もあり、アジア・太平洋諸国に対するアメリカ・中国・それぞれの影響力行使の差異を肌で感じ取ることができました。
しかし、各国の対応には各々の考え方があるものの、一堂に会した議員一人一人の間には友情に育まれた共通認識を共有することができたことは幸いでした。
←台湾のメンバーと共に・・・

タイ王国・パラオのメンバーと共に・・・→
また、共同コミュニケの審議に際しては、国柄の違いもあり、一字一句に対する修正の注文が相続き、ついつい失笑してしまうこともありました。国際会議における協議の難しさを痛感した次第です。
G8サミットにおいては なおさら厳しい局面の連続であったであろうし、マスコミや評論家が主張する程簡単には各国同意がまとまらない実態も想像することができました。
尚、会議開催中は、丁度「なら燈花会(とうかえ)」が開催されており、ゆったりと時の流れる世界遺産の地 奈良の夜を、ろうそくのやさしい灯りで照らし出していく光の演出を堪能することができました。
東大寺大仏殿→
←薬師寺東塔
外国から来られた人々はこの燈花会を楽しむと共に、常々東京で殆ど開催される国際会議が 日本の古都奈良で開催されたことを大変喜び、東大寺大仏殿や夜の春日大社参拝、また薬師寺や平城宮跡大極殿復元現場などを熱心に視察されました。
それにしても暑い暑い夏の奈良での国際会議が無事終了したことを嬉しく思い、麻生団長におかれては、幹事長としての難しい日程調整をへて全日程参加されたことに敬意を表し、私自身多くの諸外国の友人と出会えたことに感謝しつつ、3日間の日程を終了したところです。
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