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2011年2月17日 (木)

デンマークの教育システム

 本日(2月17日)清和研主催の政策委員会が開催され、文化庁近藤誠一長官の講演をお聞きしました。

 テーマは「文化:日本再生の鍵」

 近藤長官によれば、戦後の経済復興が日本において成功したが故に、経済成長偏重主義が深く定着し、文化芸術への軽視が顕著であると指摘されます。

 それは、政府及び地方の政策における予算配分が諸外国と比較して低い水準にあること、団体・個人を含め社会によるサポート=寄附も低レベルにあること、個人の生活の中での文化芸術への時間配分も少ないこと、などに表れていると具体的数字を示されて解説されました。

 そして日本再生の鍵は文化にあるとされ、日本に十分ある文化的資源を国の力につなげるシステムの構築が極めて重要であると強調されたところです。

 ところで近藤長官はデンマーク大使館に勤務された経験があり、世界における各国の地位の中でデンマークの幸福度が第1位になっていることに関連し、その教育システムの重要性について興味深い話をされました。

 デンマークの教育は大変レベルが高いことで知られており、長官は日本との違いを明確に指摘されています。

 すなわち、日本の教育はこども達に「正解のある問題」を与え、その結果を重視して各々進学していくシステムとなっているが、デンマークにおいては、正解のない問題を与えてこども達自身がその解決方法を議論していくという問題解決能力を養う方面に力を入れているとのことでした。

 さらに授業には芸術や演劇を多く取り入れ、コミュニケーション能力を高め、デンマーク体操などにより知力・体力を総合的に涵養していくシステムであるとのことでした。

 ある議員からは近藤長官の話に同調しつつ、日本国民が常に東大をめざし、頭でっかちなエリートをつくり出していることに問題があるとの意見も飛び出しました。

 いずれにせよ、日本のこども達をはぐくみ育てる教育システムの大幅な改善が必要であるとの感を一層高めたところです。

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