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2011年8月24日 (水)

衆・参ねじれは悪いこと?

  

 本日(8月24日)午前10時から参議院本会議が開かれ、総務関

係2法案を処理し、再生可能エネルギー法案の趣旨説明・質疑を

行いました。

  

 海江田大臣の答弁には、殆ど中味がなく、「これから検討します」

のオンパレードでした。

  

 菅総理がこの法案に拙速に飛びつき、自らの退陣条件の一つに

したばかりに、経産省内で十分な準備もなく提出していた法案の

問題点が解消されないまま審議入りしたとの感が否めません。

  

 本日午後、及び明日の委員会でしっかりと議論を重ねてもらいた

いものです。

  

 さて午後12時から党本部において、参議院改革本部会議が開か

れ、テレビでおなじみの読売新聞特別編集委員 橋本五郎氏を講

師に招き、「二院制における参議院のあり方」について講演があり

ました。

  

 橋本氏は開口一番、

「いつもながらの参議院改革という論点だが、今の参議院のどこ

がダメなのか、何のための参議院改革なのか、はっきりと認識し

た上での議論が必要だ。参議院は吉田茂内閣の時代から現在に

至るまで、時の内閣に対して大きな影響力を有してきたところであ

り、そのことを前提にした議論をすべきである。

 参議院は本当に衆議院のカーボン・コピーなのか、参議院が強

すぎることはいけないことなのか、しっかりと議論をしてほしい。」

との先制パンチを繰り出されました。

  

 その後 橋本氏から様々な考え方の披瀝がありましたが、その

中で印象に残った点を報告します。

  

 「衆・参ねじれは良くないのか」

  

 ねじれという現象を良し悪しで判断するのではなく、与野党歩み

寄りの材料としてねじれを活用すべきではないかという視点がそ

の一つです。

  

 与野党の政策の本質的違いは 51:49 位であるとの認識か

ら始めなければならないとのことでした。

  

 まさにその通り。

  

 今 我々野党は、極めて遅い政府の大震災復旧・復興策に対し

て、様々の政策提言や議員立法を提出し、何がしかの与野党修

正の後に成立させた事例がだんだん増えてきています。

  

 与党・野党のメンツにこだわるのではなく、国民目線に立った当

たり前の対応を柔軟にしていかなければなりません。

  

 そのきっかけをねじれが与えてくれているとの認識を持つべきで

しょう。

  

 私からも橋本氏に終盤を迎えた国会における法案(二重ローン

法案・私学助成復興地カサ上げ法案etc)処理の状況について質

問かたがた報告しておきました。

  

 「謙虚さが必要」

  

 第2点は、政府側・与党側はねじれ状態も勘案しながら、常に謙

虚でなければならないという点です。

  

「阪神・淡路大震災の折、途方にくれる当時の村山総理は、自ら

の能力の限界の前提に立ち、小里代議士に震災復興の全権委

任をして、責任だけは自分が取ることを明言された。

 菅総理は本来、歴代総理や大震災時に活躍した官僚・学者等々

の意見を聞く謙虚さを持つべきだった。

 能力のない者が誤った政治主導を発揮すると混乱しか生じない」

  

「かのケネディ大統領は、就任早々起こったキューバ危機の際、キ

ャンプ・デービッドにアイゼンハワー前大統領を招き、その対応に

ついて立場は違えども相談をした。

 二人がその地の小径を話し合いながら歩く後姿の写真はピュー

リッツァー賞を受けた程だった。

 この写真は『厳粛なる歩み』と呼ばれた」

  

 今の民主党は、あるいは菅政権は、子どもがよく切れるナイフを

振り回すが如く、権力を濫用し、謙虚さの一かけらもないが故に、

混乱につぐ混乱を重ねているのであろうと認識したところです。

  

 もちろん、我が自民党においても、現在の野党経験を十分活用

し、ある種の謙虚さを今まで以上に考慮しながら、次の政権担当

へ向かって精進しなければならないと自戒しています。

  

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