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2011年9月25日 (日)

台風15号被害地視察(大洲市)

P1150390_2  9月23日午後、先の台風

15号による被害を受けた大

洲市役所を訪問し、大洲市

及び国交省・愛媛県の関

から被害状況について

説明を受けました。

 

 H7年、H16年、H17年と肱川氾濫による床上・床下浸水被害を

受け続けている大洲市ですが、またもや大きな被害を受けてしま

いました。

 

P1150394_2   肱川は、多くの支川を合

わせながら大洲市を貫流し、

長浜町で伊予灘に流れ込む

流域面積1,210km²、延長

103kmの県下一の河川で

す。

 

 また肱川流域は手のひらのような地形となっており、

①流域面積の割に支川が多い

②流域の約90%を山地が占める割に河床勾配が緩い

③大洲盆地から下流は両岸から山が迫り、長浜の河口へ向かう程 川幅が狭くなっている

ことなどから、極めて洪水の被害を受けやすい地形となっており、

度々浸水被害を受けてしまいます。

 

Photo_2  現在、河川改修や築堤そし

てダムの再整備(山鳥坂ダ

ムの新設・鹿野川ダムの改

修)などが行われているとこ

ろですが、残念ながら遅々と

して進まない状況です。

 

 特にこの肱川の整備方針については、11ヶ所の築堤区間があ

り、氾濫面積も大きいことから、築堤により完全に締め切ると、下

流や対岸の負担増が発生することがネックとなっています。

 

 従って下流地区の安全度に合わせて、より低い暫定堤防を築

き、状況を見て完成堤防を整備しようとする段階施工にせざるをえ

ません。

 

 また施工は上流工区から行いますが、下流工区への影響を考

慮して無堤区間を設け、その締め切りは下流工区から行うことに

なっているのです。

 

 すなわち下流の安全度とバランスをとりながらの広域的な河川

改修故、「あちらを立てればこちらが立たず」といった極めて厳しい

選択をせざるを得ない状況です。

 

Photo  さらに、肱川と矢落川の合

流地点では、矢落川左岸の

越流堤から東大洲暫定堤防

への二線堤による二次被害

防止対策(60万トンの貯水

能力あり)まで講じられてお

り、今回の災害による流入量は約4万トンに留まり、市街地への

流入はくい止めることができました。

  

 

Si  いずれにしても国交省・愛

媛県・大洲市の叡智を結集し

て、この暴れ川肱川の治水

対策に全力をあげているとこ

ろですが、予算の関係もあり

 その進捗度は残念ながら

あまり上がらず、度々浸水害にあわれている地区住民の皆さん

の怒りをおさめることはできないのが現状です。

 

 今回の視察においても、浸水地帯6ヶ所を見て回り、地元の厳し

い声も受け止めてきましたが、一刻も早く この河川改修の目途を

立てなければ、今回は回避された人の命を失うことを防ぐことがで

きません。

 

 「公共事業はムダ」とか「コンクリートから人へ」といったスローガ

ンをタテにして、公共事業予算をズタズタに切ってしまう現政権の

人命軽視・防災減災軽視の政策の弱点を今一度検証し、できる限

りの対策を講ずるべきとの認識を新たにしたところです。

 

 全国各地で今回の台風12号・15号で被害を受けられた皆さん

におくやみとお見舞いを申し上げると共に、その復旧に全力を傾

注する覚悟です。

 

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