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2011年11月16日 (水)

ブータン国王 訪日

 ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク ブータン王国国王 及び王妃両陛下が11月15日から20日にかけて 国賓として訪日されています。

 滞在中、皇居においての御会見、宮中晩餐会、国会演説等々のご日程に加え、福島県相馬市への被災地視察や京都への視察もされる予定です。

 両陛下は先月ご成婚されたばかりであり、いわば新婚旅行先として我が国を選んでいただいたということです。

 国王は1980年2月21日生まれの31歳。英国オックスフォード大学留学中に「日本・ブータン協会」を自ら設立された程の親日家であり、今回の訪日もなる程と推察しています。

 残念ながら天皇陛下がご入院中であり、御会見がかなわないことが悔やまれますが、今回の訪日が日本とブータン王国のさらなる友好親善につながることを願っています。

 また ブータン王妃であるジツェン・ペマ・ワンチュク王妃は21歳のとても美しく知的な雰囲気をおもちになっている大変魅力的な女性であり、明日の国会演説及び夕刻の日本国・ブータン王国友好議連主催レセプションでお会いできることを楽しみにしています。

 ところでブータン王国は、東ヒマラヤ山脈の南側に位置し、北はチベット自治区・東西及び南はインドと接している九州よりやや小さい国土から成り立っている国で、人口は約70万人です。

 最近NHKで放映されていましたが、幻の蝶とされている「ブータンシボリアゲハ」が本年8月に60年ぶりに確認されたとのことでした。

 ブータンは長い間鎖国政策を取っていましたが第3代国王が開国し、我が国とは1986年3月に正式な外交関係が樹立されました。

 また第4代国王の時、王政から議会制民主主義を基本とする立憲君主制に移行することを決め、第5代現国王のもと平和裡にその移行が実現しました。

 このブータン王国に関しての特筆事項は何といっても GNH(国民総幸福)という概念です。

 第4代国王が、開発の原則として、国民総生産(GNP)に対置される概念として提唱したとのことです。

 GNHは、経済成長を過度に重視することなく、従来見落とされがちであった民意、伝統的な社会や文化、自然環境などにも十分配慮する概念であり、①経済的自立②環境保護③文化の推進④良き統治を四本柱としています。

 2005年の初の国勢調査では、何と国民の97%が「幸福である」と回答したとのことです。

 ブータン政府は、GNH委員会の下、様々な面から国民の幸福感を測り、政策決定者が国民の幸福状況を確認し、政策に反映していきます。

 経済成長のみに注目しがちである日本の今後の進むべき道を模索する上で、小さい国ブータン王国のGNHという考え方は大変参考になるのではないかと思っています。

 両陛下のつつがない日本滞在を祈っています。

 (参考)GNHのHは Happiness(幸福)のH

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