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2012年1月31日 (火)

児玉龍彦教授の話

 先日 お二人の講師のお話を伺う機会を各々いただきました。

 一人は東京大学教授の児玉龍彦氏であり、もう一人は宇宙飛行士の古川聡さんです。

 児玉教授は国会の参考人として意見を求められ「政治家は何をやっているんですか、政府は何をやっているんですか」と除染の必要性を涙ながらに訴えた人です。

 第5回の原発対策国民会議の講師として「除染および内部被ばく」について講演をされましたが、その間数度、政府や国交省・原子力安全委員会・原子力ムラの学者先生方に対し、その対応のまずさを激しく訴えかけられました。

 児玉教授はガンの発生メカニズムを詳しく説明されましたが、内部被ばくが極めて問題であり、アルファー線放射物質は30年後にガンを発病させる確立が高いとのことでした。

 チェルノブイリ事故から現在はまだ25年しかたっていませんが、今でも甲状腺手術を周辺のこども達4000人が受けており、さらにガン患者の発生が心配されるそうです。

 今すぐやるべきことは、今後の内部被ばくを防ぐために徹底した食品安全検査が必要であり、その環境整備に全力をあげるべきと主張されました。

 何をやっているんですか!

 また福島の皆さんの安全確保のため、農産物や水産物(底魚が危ない)などの食品全量チェックをするための検査機器やクリーンな検査場をとにかく迅速に確保すべきであるとも主張されました。

 何をやっているんですか!

 さらに教授自身が精力的に取り組んでいる除染に関しては、屋根の瓦やスレートをいかに洗い流し、机を丁寧にふきとっても不十分であり、放射線のしみ込んだ材そのものを変えなければならないそうです。

 土壌もはぎ取って安全に保管しなければならないことなども指摘されました。

 除染しなければならない家屋等は50万戸、一戸あたりの除染費用が500万円、合計2兆5000億円程度必要とのこと。

 この除染のためには、こどもや妊婦のいる家を優先的に行うなどの適正な方針を早くたて、除染には決意と覚悟とコストが必要であると語られました。

 何をやっているんですか!

 今後警戒区域内においては、除染して住民が帰還できる所とそうでない地域との選別が必要になってきます。放射能汚染されたガレキや木材を焼却する人工バリア型処分場の早期整備とその焼却に伴うバイオマス発電等々の新たな機能を有する町の創設を被災地に誕生させる政府の対応が必要だと強く主張されました。

 また、その前提条件としてのインフラ整備、特に常磐自動車道の改修・除染(400億円)が急務であり、東京都の外環道の建設よりも優先順位を繰り上げ集中的に取り組むべきとの考えを示されました。

 このことに対して国交省は極めて不熱心であるとのこと。

 何をやっているんですか!

 その他 原子力ムラの人々の事故対策に対する邪魔な動きや、原子力研究開発機構の皆さんの不作為に対しても、

 何をやっているんですか!

 とのことでした。

 児玉教授の被災地の皆さんに対する熱い想いを感じながら、我々政治家もとにかく迅速な対応をしていくべきと再認識したところです。

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