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2012年1月20日 (金)

参・決算委員会 地方視察

 1月18日・19日の両日、参議院決算委員会所属の14名の委員が福井県を訪問しました。

 視察の目的は、原子力機構高速増殖炉研究開発センター「もんじゅ」及び鯖江市の眼鏡製造関連工場の視察と意見交換及び福井県のエネルギー政策等に関する概況説明聴取と意見交換です。

 18日朝8時33分東京駅発のひかりに乗り込み、米原駅で特急しらさぎに乗り替えて昼前に敦賀に到着しました。

 当日は北陸地方にしてはあまり寒くない上天気に恵まれ、一路借上バスにて「もんじゅ」へ向かいました。

 実は参議院においては先の決算審査において、約1兆円を投じながら事故やトラブルが相次ぎ、長年にわたり運転停止している「もんじゅ」の在り方を見直すべきとする内閣への警告決議を採択しているところです。

 加えて、昨年3月11日の東日本大震災による福島第1原発の事故により、国民の原子力政策への考え方が大きく変化し、その根本から見直さなければならない状況の中、来月20日には福井県内のすべての原発が停止する事態を迎えようとしています。

 従って今後の決算審査においても重点的に議論されるであろう原子力行政に関して、「もんじゅ」の実態をつぶさに視察しておくことは大変有意義であり、原発を数多く抱え原発銀座とも言われている福井県の今後の原発行政に対する考え方を聴取することもまた大変重要であるとの観点からの視察でした。

 「もんじゅ」では鈴木原子力研究開発機構理事長らから説明を伺い、もんじゅ近くの「エムシースクエア」という広報施設や1995年のナトリウム漏れ事故・一昨年の核燃料交換装置の落下トラブルについて、休止中の原子炉建屋内を案内されつつ説明を受けました。

 議論をする上で、やはり現場をしっかりと見届けておくことの重要性を再認識したところです。

 さらに当日は大飯原発のストレステストの結果が公表されマスコミも我々の視察に大変注目しており、翌日の新聞紙上をにぎわせていましたが、福井県の西川知事からは、原発の再稼働に対する国の新しい安全基準の提示を大いに期待しているとの表明もありました。

 現場の責任者である知事が地元住民に説明責任を果たしていく上で国の責任ある対応は欠かすことができないことは自明の理です。

 今もって霞ヶ関においては、原子力保安院から原子力安全庁に組織替えする方向でドタバタしている状況ですが、机上の論理と現場の窮状の格差を感じずにはいられません。

 今後の原子力行政のあり方については、迅速かつ総合的な判断のもと、国の方針を明示していく必要性を改めて痛感しました。

 また、全国シェア95%を誇る鯖江のめがね産業も、その衰退は著しく、地場産業振興の困難に直面しました。

 特に「ゾフ」に象徴されるとおり、安価な輸入品の急増により、めがね産業は将来の展望を開くことができず、自助努力にも限界があるとのことでしたが、一部めがね産業で培った技術をメディカル産業に活かすチャレンジがなされていたことは一つの光明でした。

 いずれにしても、原子力政策やデフレ対策、地域経済振興策をはじめ、今後の我が国の方向性を今後しっかりと推進していく上で大変参考になる視察ができたものと思っています。

 決算委員長として、ご協力いただいた各受け入れ先の皆さん、そして委員諸兄及び事務方に感謝しつつ報告にさせていただきます。

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