« 愛媛県板金工業組合 平成24年度通常総会 懇親会 | トップページ | はやぶさ から アーティスト »

2012年5月29日 (火)

南海トラフ 犠牲30万人

 本日(5月29日)午前8時から 国土強靭化総合調査会が開催されました。

 「最大級の地震と津波に備える」という議題について、講師であるNHK解説副委員長 山崎 登氏 から お話を伺いました。

 山崎氏は NHK入局後、報道局社会部の災害班に所属して以降、一貫して 自然災害・防災担当として 活躍されて 現在に至っておられます。

 これまでに、イラン地震、阪神淡路大震災、台湾地震、有珠山噴火、三宅島噴火、中越地震、ニューオリンズのハリケーン災害、東日本大震災などを 直接 取材してきた知見をベースに 大変わかりやすい解説をしていただきました。

 三連動地震の新たな想定を基に、大震災への取り組みや 想定外に備える情報、避難場所の見直し、災害情報の伝え方、命を守る施設の整備 等々の考え方についてです。

私からは、三連動地震に関して政府が発表した先般の衝撃的な数字(たとえば黒潮町の津波高34.4m)に過剰反応せざるをえない 関係自治体への配慮不足について 質問しましたが、山崎氏も「過酷な想定は やるべき対策を見えにくくする恐れがある」との考え方を示されました。

 政府の突然の発表は 論外としても、マスメディアという情報伝達側が 単なる机上の論理ではなく、現場主義の観点から 自らの能力を高めていくべきとの指摘もありました。

 さらに ハード・ソフト両面からの防災減災対策により、命を守る体制を 確実に整えていかなければならない とのことでした。私からは、 これ程 議論を重ねてこの調査会から「10年間で200兆円」という集中と選択を 考慮した上での 国土強靭化へ向けての提案がなされたわけだが、殆どのマスメディアは 選挙目当ての 従来型公共事業のバラマキとの観点からの報道であったことを 大変残念に思うと指摘させていただきました。

 山崎氏も このことを憂慮され、記者の皆さんへ 現場の視点からの研鑽を求め、政治家との本格的意見交換が大切であるとの考えを 披瀝されたところです。

 このような議論をしている中、今度は南海トラフの巨大地震により 最悪の場合30万人を超える犠牲者が発生するとの発表が 政府から出されました。

 従来の予想死者数の10倍超です。

 今後、科学的に考えられる最大の地震と津波に対する考え方や伝え方、また防災減災に向けての 対応や 具体的対策への真摯な取り組み などについて、国民全体で価値観を共有することが 大切であることを痛感しています。

|

« 愛媛県板金工業組合 平成24年度通常総会 懇親会 | トップページ | はやぶさ から アーティスト »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 愛媛県板金工業組合 平成24年度通常総会 懇親会 | トップページ | はやぶさ から アーティスト »