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2013年5月21日 (火)

台湾訪問②

 さて 現在日台間には 何点かのセンシティブな問題が横たわっています。

 特に 馬総統は会談の中でも 尖閣諸島の領有権について言及されました。

 この問題を一旦棚上げにしようとの発言でありましたが、「尖閣諸島は日本固有の領土である」との我々の立場とは 相容れることはありません。

 聞くところによると 1970年代から 「尖閣諸島は台湾の領土である」との台湾の主張は、馬総統がアメリカで熱心に研究した頃から始まったようです。

 一方 李登輝 元総統は明確に「尖閣諸島は日本の領土である」と主張されていました。

 ただし、日本が統治し、中国が領有権を主張していた頃から 台湾の漁民は尖閣周辺で漁業を営んでいたのだから、日本側が尖閣周辺で漁をする民に対して もっと寛容の精神を持つべきとの傾聴に値する話もされていました。

 今回の訪台に際しての主な話題の一つは 先般結ばれた日台漁業協定に関する受け止め方についてでした。

 過去16回の交渉で お互いに妥協できなかった訳ですが、今回の協定締結は 日台間にとって極めて重要な意味をもつと考えます。

 もちろん 沖縄の漁業者の皆さんが 安心して漁業を継続することができるように、詳細な操業上の手続きの確定や、沖縄漁民への十分な補償は必要だと思います。

 ただ この漁業協定は 台湾と共に尖閣の領有権を主張しようとする中国側に対する大きなプレッシャーになることも事実です。

 連日 我が国の領海を侵犯している中国公船に対する対応に苦慮する日本にとって、友好関係にある台湾との関係強化は重要な視点です。

 今後の早急な対応が必要です。

 その他、日台間の文化交流についても話がはずみました。

 その第1点は、先月台北にて 初めて公演され大盛況であった宝塚歌劇団についてであり、第2点は来年 東京と九州で公開予定である 台湾故宮博物院の秘蔵展についてです。

 今後共 両国間の文化交流が盛んになるよう願うものです。

 それにしても、本当に実りある今回の訪台でした。

 次回はもっとゆっくり台湾の地方視察にも出かけてみたいものです。

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